少し自転車で遊び慣れたサイクリストは、地図というものに対してかなり高な要求をすることが多い。イベントなどで大勢で走るときは別として、ほとんどの場合、サイクリストの行動は単独ないし数名程度の小グループで行なわれるから、この先どのように走るかという行動の羅針盤は、地図なのである。見知らぬ土地では、地図がなければ何も始まらないのである。だからベテランのサイクリストは、国土地理院発行の5万分の1地図、ある
自転車で遊び慣れたサイクリスト... の続きを読む
商船三井客船がゴールデンウィークを中心に行なっている日本一周のクルーズは、たいへん人気があって空席待ちの人がいるとか。確かに海外へ出るよりは気軽な感じで、しかもすぐあちこちの町に寄る。船旅気分は外国航路なみというのが当たっているのだろう。ならば国内クルーズの寄港地えらびも二つ三つしてみよう。すでに北海道一周は二つの船会社が実行してこれも大人気、実は私も秋に乗るつもりである。私は前から候補にあげてい
日本一周クルーズ... の続きを読む
小洒落たお店。ガラガラと引き戸を開ける。小さな店にはカウンター席が一〇足らず。端っこの四席は既に先客が食事を始めている様子だが、半分近くは空席がある。と、そこに暖簾の奥から女将らしき女性が満面の笑みで現れる。「ようこそお。おいでやすう」。「すみません。いいですか」。真ん中の空いた席に座ろうと、席に目を向けると、「ご予約のお名前いただいてよろしやろか」。「いえ、予約してないんですけど」。「そうどすか
何処でも誰でも使う「悪いこと」... の続きを読む
航海中は日本の客船であるが、一等は完全な欧米スタイルのサービス、料理もフランス料理、もちろん外国人も大ぜい乗っていて国際的な社交場である。江戸時代の長い鎖国から開港に変わり、急に国際舞台に進出した日本の指導者たちが船旅のなかで世界を見つめ、外国人の風俗習慣になじんで外国の地を踏んだ。この船旅の期間がいかに勉強の場であったかは想像できる。ひるがえって今の政治家、外交官、商社マンにはこういう機会、時間
船旅はやはり別の収穫がある... の続きを読む
米原駅を通過し、暫くすると、新駅問題で世間を騒がせている栗東辺りで琵琶湖の眺めが遠くに見え隠れし、やがて大津まで来るともう京都はすぐそこ。湖岸にそびえるプリンスホテルの姿を後にして音羽山トンネルに入る。比較的長いトンネルを出るとそこはもう京都市山科区。ほどなく京都駅到着近しを知らせるアナウンスがあり、すぐに東山トンネルに入る。ここはまさに京都への入り口。トンネルを抜ける頃にはスピードも落とされ、や
音羽山トンネルと東山トンネル... の続きを読む